GSR600 のアルミ製フレームとスイングアームは、高性能エンジンの出力に対応し、そして、スポーティで便利なハンドリングと快適なライディングを提供するために精確に開発されています。ホイールベースは 1440mm 、キャスター角は 25.5 度、トレールは 105mm です。シート高は 785mm とライバル各車よりも低く、乾燥重量はわずか 183kg です。

ライダーとパッセンジャーのために快適で楽な着座位置を提供するために細心の注意が払われ、アッパー・ブラケットにマウントされたチューブ・タイプ・ハンドルバーへのリーチは短く抑えられています。高速道路で一日中乗っていても快適なように、そして停車時にライダーが足を降ろすのをより楽にすべく、シート形状が開発されました。燃料タンク後部はシート前部に合致するように、またコーナリング時や制動時にライダーが膝でグリップするのをより楽にするために形成されています。

鋳造アルミ合金製前後ホイールはそれぞれ渦状レイアウトの３本スポークを持ち、サイズはフロント 17M/C x MT3.50 、リヤ 17M/C x MT5.50 です。ブリヂストン製フロント 120/70ZR17M/C 58W 、リヤ 180/55ZR17M/C73W が標準装備です。

カヤバ製フロントフォークは43mmインナーチューブを有し、130mmのフロント・ホイールストロークをもたらしています。スプリング・イニシャルは、ライダー、パッセンジャーの体重に合わせて簡単に調整出来ます。カヤバ製リヤ・モノ・ショックは伸側減衰とスプリング・イニシャルが調整可能で、先進的な、プログレッシブなリンク式サスペンション・システムを通じて作動します。リヤ・ホイールストロークは134mmです

フル・フローティング式デュアル 310mm フロント・ブレーキ・ディスクはトキコ製対向４ピストン油圧式キャリパー、 240mm リヤ・ディスクはトキコ製シングル・ピストン・キャリパーとそれぞれ組み合わさっています