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“The spirit of GSX-R ready for street”
GSX-S1000/F ABSは、ストリートでのエキサイティングな走りのために生まれた。
エンジンと車体は、真に走る楽しみを追求。最先端のテクノロジーが投入され、「走る」「曲がる」「止まる」の高い基本性能を実現。
また、軽快なハンドリングと安定性の高次元での両立や、高揚感のある加速感のために、音のチューニングやトルクカーブの立ち上がり方のセッテイングなど数値に現れない感覚的な部分も磨きあげた。
スポーツ志向のライダーが、アップライトなポジションでスポーツライディングを楽しむ。
それがGSX-S1000/F ABSである。
► パフォーマンス
・スーパースポーツGSX-Rのエンジンをベースにした999cm3エンジンを搭載
・軽快なハンドリングと安定性の高次元での両立
・装備重量209kg(GSX-S1000 ABS)/214kg(GSX-S1000F ABS)の軽量な車体
・新設計の軽量・コンパクトなアルミフレーム
► ユーティリティ
・3モードトラクションシステム(OFF機能付き)
・軽量な電子制御ABS
・スポーティーかつアップライトなライディングポジション
・視認性の高いフルLCDインストルメントパネル
・スポーティーな外観のフルカウルを装備(GSX-S1000F ABS)
► 感動表現
・五感を刺激する音のチューニング。吸気音、排気音をチューニングする事による加速感
・スロットルの開けはじめの反応の良さによる加速感
・独創的かつアグレッシブなスタイリング
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水冷4気筒4ストロークDOHC 999cm3エンジンは、GSX-R1000エンジンをストリート用にチューニング。
スムーズなスロットルレスポンスと鋭い加速を誇り、エキサイティングな走りを実現する。
スーパースポーツエンジンの中ではロングストローク(59mm)を誇るK5のエンジンを採用。豊かな中低速のパワー / トルクを生む。
GSX-R1000のエンジンは、GSX-R750のエンジンをロングストローク化する事から始まった。 ボア73.4mm、ストローク59.0mmというスーパースポーツとしてはロングストロークなエンジンは、小型の燃焼室により、圧縮比の最適化とフラットトップピストンの採用が可能となり、全回転域においてスムーズな出力特性を発揮する。
このエンジンをさらにストリート用にチューニング。GSX-R1000のパワーキャラクターを損なうことなく、低回転域の豊かなトルクと高回転域でのエキサイティングなパワーを発揮する。
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ピストン・ピストンリング
・ ピストンは、FEA(Finite Element Analysis)を用いて設計、剛性を損なうことなく軽量化。
・ ピストンとピストンリングは、ベースエンジンと比較して強度を損なうことなく軽量化している。
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シリンダーヘッド
・ 新たなカムプロフィールによりバルブタイミングを最適化。サーキットでの性能を重視したGSX-R1000の出力特性に対し、ストリートでもワインディングでも理想的にマッチングする出力特性を実現している。
・ イリジウムスパークプラグを採用することにより、効率的な燃焼のための強力なスパークを確保。これにより高出力、優れたスロットルレスポンス、優れた始動性、安定したアイドリングを実現している。
・ スズキ独自のSCEM(Suzuki Composite Electrochemical Material)メッキシリンダーを採用。フリクションの低減と、高い放熱性、耐摩耗性、気密性を確保している。
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フューエルインジェクションシステム
・ フューエルインジェクションシステムは、スロットルボア44mmのスズキデュアルスロットルバルブ(SDTV)を採用。サブスロットルバルブはサーボモーターにより駆動され、効率の良い燃焼とスムーズな出力特性を発揮する。
・ 10ホールフューエルインジェクターが燃料を微粒化、燃焼効率と燃費効率の向上に貢献。
・ フューエルインジェクションシステムは、O2フィードバックシステムおよび吸気圧センサーを装備。あらゆる条件下において燃焼効率を高め、排出ガス中の有害物質を低減している。
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エアクリーナー
・ エアクリーナー内には、エアを導入するパーテーションプレートを設け、吸気効率の向上と吸気音のチューニングを実現している。
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エキゾーストシステム
・ 新たにデザインされたエキゾーストシステムは、エキサイティングな排気音とパフォーマンスを発揮する。
・ エキゾーストシステムは、1-4ヘッダーパイプと2-3ヘッダーパイプ間にイコライザーパイプを装備した4-2-1システムとし、排気パルスを利用した低中速域の出力アップに貢献。
・ エンジン下部に収まるエキゾーストチャンバーにより、マフラーサイズの最小化とすっきりとした外観を実現している。
・ 集合部にキャタライザーを配置。排出ガスの低減を図っている。
・ エキゾーストパイプには、スズキエキゾーストチューニング(SET)を装備。サーボ制御のバタフライバルブが、エンジン回転数、スロットルポジション、ギアポジションから計算された開度となる。これにより、排気圧力波を制御し低回転域において燃焼を促進させている。
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ラジエター
・ 高い効率の新設計ラウンドシェイプラジエターにより、エンジン温度を最適にコントロール。
シュラウド(GSX-S1000 ABS)、フルカウル(GSX-S1000F ABS)は効率よく空気をラジエターコアへと導く。
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オイルクーラー
・ 水冷オイルクーラーを採用。
・ 空冷タイプのオイルクーラーに比べ、排気システムのための空間を作ることができ、すっきりとした外観にも貢献している。
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3モード トラクション・コントロール・システム
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先進のトラクションコントロールシステムを搭載。このシステムにより、エンジン出力を効率よく路面に伝えることが可能になり、より快適なライディングを楽しむことができる。
※トラクションコントロールシステムは、あらゆる条件下で後輪のスリップ(スピン)を完全に制御したり転倒を防止したりするものではありません。
・ トラクションコントロールシステムは、5つのTCセンサー(前輪・後輪速度センサー、スロットルポジションセンサー、クランクポジションセンサーおよびギアポジションセンサー)の情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減するシステム。点火タイミングとセカンダリスロットルバルブの開度を制御することでエンジン出力を抑制する。
・ このシステムは1秒間に約250回のきめ細かいエンジン制御をすることで、滑らかな発進・走行を可能としている。
・ 点火タイミングとエアの流入量をコントロールすることにより出力を制御するため、スムーズで自然なパワーコントロールが可能。システム動作中においても、気にすることなくスポーツライディングが楽しめる。
・ 3つのモードの中から好みのモードを選択することができ、オフにすることもできる。各モードは、感度レベルの違いで分けられている。
・ モード1は、スポーツライディング向けで、システムによるサポートを最小限に抑えている。
・ モード2は、一般的な路面状況に対して理想的なバランスとなっている。
・ モード3は、悪条件でのライディングに向いており、最大のトラクションコントロールを行う。 |
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トラクションコントロールモード
モード |
感度レベル |
路面状況 |
OFF |
- |
- |
1 |
低 |
スポーツライディング、良好な路面状況 |
2 |
中 |
街中のライディング、通常の路面状況 |
3 |
高 |
濡れた路面、冬期の冷えた路面 |
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多機能インストルメントパネル
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・ フルLCDのインストルメントパネルは、指針やモーターを必要としないため、軽量・コンパクトとなっている。重量はわずか275gであり、GSR750の320g、GSX-R1000の380gと比較しても軽量である。
・ 輝度調整可能なフルLCDには、スピードメーター、タコメーター、オドメーター、デュアルトリップメーター、ギアポジションインジケーター、水温計、航続可能距離計、平均燃費計、瞬間燃費計、トラクションコントロールモード表示、燃料計、時計を表示することができる。
・ ホワイトのバックライトにより、夜間の視認性も向上している。
・ ディスプレイ横には、ターンシグナルインジケーター、ハイビームインジケーター、エンジン警告灯、ABS警告灯、トラクションコントロールシステムインジケーター(TC)、水温&油圧警告灯のLEDインジケーターが配置されている。
・ バータイプのタコメーターにはピークホールド機能を装備。エンジン回転が下がっても、ピーク回転数の表示を維持する。 |
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スズキイージースタートシステム
・ スズキイージースタートシステムを装備。通常、エンジンが始動するまでスタータースイッチを押し続けなければならないが、GSX-S1000/F ABSは、ワンプッシュで始動が可能。 スタータースイッチを押すと一定時間スターターモーターを回転させる。また、32-bit ECMが始動状況を認識しスターターモーターを止める。
・ このシステムは、クラッチレバーを握らなくても始動が可能となっている。(ニュートラル時)
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車体デザイン
軽快にライディングを楽しむため、新設計の小型・軽量な車体を開発。ストリートからワインディングまで、あらゆる走行条件において、優れたハンドリング性能を確保している。
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低シート高とスリムな車体
・ シート高は810mmと、1000ccスポーツネイキッドクラスで最も低いシート高※となっている。
※スズキカタログ調べ2015年6月現在
・ スリムなシートとフューエルタンクにより、良好な足着き性を確保。 |
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フレーム/スイングアーム
・ メインフレームは、軽快なハンドリングと高い接地感に貢献している。
・ メインチューブは、ステアリングヘッドからスイングアームピボットまで一直線となっており、高い剛性と軽量化を両立させるデザインとなっている。
・ フレームは、FEA(Finite Element Analysis)を用い、GSX-R1000のフレームに対し、さらなる軽量化を実現した。
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・ アルミ製スイングアームは、GSX-R1000からそのまま引き継いでいる。
・ 高剛性のスイングアームは、スポーツバイクとしての外観と、高い接地感を確保している。
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フロントサスペンション
・ インナーチューブ外径43mm、ストローク120mmのカヤバ製倒立フロントフォークを採用、スポーティかつ快適なライディングを実現している。
・ フロントフォークは、伸側 / 圧側ダンピング、スプリングプリロードのフルアジャスタブルとなっている。
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リヤサスペンション
・ プログレッシブ特性のリンクタイプモノショックユニットは、130mmのホイールトラベルを確保。様々な路面状況において、軽快かつ安定感のある特性を発揮する。
・ リヤサスペンションは、伸側ダンピング、スプリングプリロードの調整が可能。
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ブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパー / ABS
・ フロントブレーキにブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパーを採用。310mmフローティングマウントダブルディスクが強力なストッピングパワーを発揮する。
・ 32mm対向4ピストンフロントブレーキキャリパー。
・ アンチロックブレーキシステム(ABS)※は、車輪1回転あたり50回、車輪速度を監視し、ロック傾向を感知すると作動する。
・ 軽量、コンパクトなボッシュ製ABSユニットを採用。(ABSユニット重量:640g)
※路面状況(濡れた路面や悪路等)によっては、ABSを装着していない車両よりも制動距離が長くなる場合があります。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。ABSを過信せずに安全運転を心がけてください。
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ホイール / タイヤ
・ アルミ製キャストホイールは、新デザインの軽量6本スポークを採用。軽快なハンドリングとスポーティな外観を両立させている。
・ ダンロップ製ラジアルタイヤD214F(フロント)、D214(リア)を採用。GSX-S1000/F ABS専用設計のタイヤによる優れたハンドリング性能を発揮する。 |
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サイズ |
ブランド |
フロントタイヤ |
120/70ZR17M/C(58W) |
D214F |
リヤタイヤ |
190/50ZR17M/C(73W) |
D214 |
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ハンドルバー
・ レンサル製ファットバーハンドルは、テーパー構造のアルミ製となっており、剛性を高めつつ、重量と振動を軽減。
・ マットブラック仕上げのハンドル廻りが高級感を演出している。 |
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※仕向地によって仕様が異なります。 |
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デザインコンセプト
“Crouching Beast”
野獣が持つしなやかで美しい体つきをスタイリングに表現
・ ボディシェイプは低く構える野獣を思い起こさせる。
・ LEDポジションランプはその牙を表す形状。
・ ブラックの樹脂パーツと塗装パーツのコンビネーションが、スポーティさを主張。
・ ボディデザインは筋肉質でアグレッシブなフォルムとなっている。
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コンセプトを具現化するキーワード
勢 × 艶
►勢
・ダイナミック、アグレッシブ、ワイルド
・高い運動性を示す理にかなったプロポーション
・マスの集中やオーバーハングマス小型化の徹底
・自由度の高いライディングポジション設定
・一目で運動性の高さを感じ取れる
►艶
・色気、質感、流麗
・つい触れてしまいたくなる面表現
・リフレクションがきれいに映り込む曲面変化
・メリハリの利いた抑揚を表現
・特徴的でありながら飽きのこないデザイン
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勢:動きを感じさせるプロポーション・ディテール
マスの集中、前後オーバーハングマスの低減、ライディングを妨げないフューエルタンクの上面設定など、軽量コンパクトで高い運動性能を予感させるプロポーションの実現。
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勢:コンパクトかつ俊敏なイメージ
低く構えた頭、フューエルタンク~シート~テールにかけて抑揚のあるライン、前後オーバーハングマスの小ささ、またマフラーの小型化などにより、コンパクトで俊敏なバイクという印象を強調。
各部品の分割やデザインラインの流れを明快かつシンプルにすることにより、車体前方から後方へ突き抜ける動きの軸線をしっかりとイメージ、動きのあるスタイリングを強調。
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艶:動きを感じさせるプロポーション・ディテール
シュラウドやカウル、フューエルタンクなど周囲の景色の映り込みや、光を受けた部分と影になった部分のコントラストがきれいに出る表情豊かな面造形。フューエルタンクとサイドカバー、シートの造形は、様々なライディング時の姿勢においてもバイクとの一体感を感じることができるような形状。機能を損なわず質感豊かな面造形の両立。
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勢:レイヤードによる部品構成
立体構成の面白みや質感向上と、エアインテークへの空気導入や、膝への風当たりをコントロールするといった整流機能との両立。凹凸にメリハリをつけることでスタイリングとしての色気を表現。足つきの良さ、車体をコンパクトにするなど機能面とも両立。
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ヘッドライト / ポジションランプ
・ 独創的な形状のヘッドライトは、マルチリフレクター12V60/55Wバルブを採用。
・ ヘッドライト下のLEDポジションランプは、野獣の牙を表す形状。特徴のある光り方が個性を強調。
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リヤコンビネーションランプ
・ 薄くフラットな形状のリヤコンビネーションランプにはLEDを採用、高い被視認性を確保。さらに、ダブルレンズがテールセクションに高級感を与える。
・ ライセンスランプは、12V5Wバルブを採用。
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