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B-Kingの1,340cm3DOHC16バルブ4気筒フューエルインジェクション仕様エンジンは、レースシーンでGSX-Rシリーズに大躍進をもたらした最新のテクノロジーとエンジニアリングを採用している。
ボア×ストロークを81mm×65mm(ボアストロークレシオ0.802:1)、圧縮比12.5:1のコンパクトな燃焼室と4バルブシステムを採用。バルブはチタン製で、従来のスチールバルブより軽量なため、各バルブのダブルスプリングに代えてシングルスプリングを採用することが可能となった。これにより慣性質量が削減されたほか、アグレッシブなカムタイミングとリフトにもかかわらず正確なバルブ制御が可能となった。
鍛造アルミピストンはサイドスカートをカット、18mm径ピストピンを採用し、軽量化を図った。コンロッドはクロームモリブデン鋼で、ショットピーニングを施すことで、表面硬度と全体の強度を高めている。クランクシャフトは鍛造スチール製。
アルミシリンダーは、レースで鍛え上げたスズキ独自のメッキ技術、ニッケルリンシリコンカーバイドコーティング(SCEM=SUZUKI Composite
Electrochemical Material)を施し、摩擦を軽減するとともに、放熱性能と耐久性、リングシールをアップした。各シリンダー内面(ピストンストローク下端より下)には、従来の通気孔より大きなU字形孔を設けている。これによりピストン下降時にその下で圧縮された空気を、ピストン上昇中の隣のシリンダーへ、より速やかに逃がし、抵抗を抑えることを可能とした。 |
大容量ラジエーター
大容量ラジエーターには、直径160mmフィンを持つ電動ファンを搭載。電動ファンにはいずれも、従来型のサーモスタット制御に代えて、冷却水温度にもとづきエンジンマネジメントシステムが制御する方式を採用し、動作温度制御の精度を高めた。また、ラジエーターの下には10段の冷却フィンを備えたオイルクーラーをレイアウトしている。 |
S-DMS(スズキ・ドライブ・モード・セレクター)※
ライダーの好みや走行条件に応じてA、B2つのエンジン制御マップから選択することが出来ます。
※S-DMS(Suzuki Drive Mode Selector)を走行中に操作すると、エンジン速度とエンジンパワーの思わぬ変動の原因になることがあります。S-DMSを操作するときは車両を停止して行ってください。
※メーターパネルは機能説明のために、各ランプを点灯させたものです。実際の走行状態を示すものではありません。 |
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それぞれ大きく張り出して造形されている燃料タンク、シートカウルとマフラー、そして対照的に絞り込んで凝縮されたヘッドライト、フロントフェアリングとシートで構成される大胆なスタイリング |
ヘッドライト
スタイリッシュなヘッドライトは60Wハイビーム/55Wロービームを搭載。 |
フロントウインカー
フロントウインカーはクリアレンズを採用すると共にボディワークと一体化。リヤリンカーにもクリアレンズを採用した。 |
マフラー
4-into-2-into-1排気システム。シート下に配され、2本の排出口をもつマフラーを備える。マフラーエンドとシートカウルの後端部は共にスラッシュ・カット形状でまとめられています。 |
フットペグ
スムーズに一体化された、フットペグ・ブラケットとスイングアーム・ピボット・カバー。 |
フロントブレーキ
ニッシン製の対向4ピストンラジアルマウントフロントブレーキキャリパーには、異径アルミピストンを搭載。両サイドともにリーディングピストン径30mm、トレーリングピストン径34mmとし、パッド全面にわたり均一な制動力を確保する。また、ラジアルポンプマスターシリンダーによりブレーキフィールを改善。2枚のフルフローティングブレーキディスクはそれぞれ直径310mm、厚さ5.5mmとしている。 |
※この仕様は改良のため予告なく変更する場合があります。 |
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